第2回目の化学(ばけがく)料理教室を開催します。
座学、実験、実践を組み合わせた教室です。
普段起こっていること、料理で言えば、色が変わった、柔らかくなった、焦げてしまった、、など
なかなかその理由は分からないものです。
経験的に学ぶことも大切ですが、「中で何が起こっているか」を理解することは、
もっともっと料理の幅を広げてくれるものだと思います。
それは、料理をする前にどう変化するのか、予測が立てられ、
「こうしたい」(例えば食感を柔らかくしたい、色良くしたいなど)を実践しやすくなるからです。
料理をもっと面白く、たのしく。そんな手助けになれたら、と思います。
○料理で何が起こっているか知りたい
○料理を学問的にも学びたい
○料理の予測を立てられるようになりたい(例えば野菜が加熱することでどう変化するか、など)
などなど
前回の「みどりの化学」に引き続き、今回も色の化学です。
今回のテーマは、野菜の「むらさき」色素についてです。
サブテーマは、「紫色を鮮やかに調理する」
むらさきとは何か、何が起こっているのか、お話し、その後実践します。
座学では、
テキストをお渡しし、それを見ながらお話をしていきます。
内容は、テーマを絞り、またイラストを加え、初めて話を聞く方でも、分かりやすく丁寧にお伝えします。
座学で話した内容をもとにひとりひとり調理をします。
調理は基本の基本ですが、その中だけでも抑えたいポイントはたくさんあります。
レシピは簡単で使う調味料も少なく。
あとで振り返りやすいようテキストにも記載します。
下記が現在予定している内容です。
2回シリーズですが、1回のみの参加も可能です。
■1回目
「 むらさきと水」
1 座学
①むらさきとは
②水とは
③pHとは
④pH変化と紫色の変化(実験あり)
⑤水中の温度変化と紫色の変化(実験あり)
⑥調味料と水と紫色
2 実践
ピクルス 紫色のスープ
3 軽食
■1回目
「 むらさきと水」
1 座学
①むらさきとは
②水とは
③pHとは
④pH変化と紫色の変化(実験あり)
⑤水中の温度変化と紫色の変化(実験あり)
⑥調味料と水と紫色
2 実践
ピクルス 紫色のスープ
3 軽食
■2回目
「 むらさきと油」
1 座学
①むらさきと水の復習
②油とは
③油と紫色
④水と油と紫色の関係(実験あり)
⑤様々な油温での色の違い(実験あり)
2 実践
焼きりんご 焼き野菜マリネ 揚げなすの南蛮漬け
3 軽食
全く性質の違う2つであり、それぞれでの野菜のみどりの在り方は大きく異なります。
調理手段の水、油だけでなく、ペーストや液体状の調味料(味噌、醤油、酒など)のベースは、水、油のどちらかです(混合もあり)。
そのため、両方の性質との相性を知ると、とても調理に役立つと思い、この2つに絞りました。